
家庭医学として是非とも知っておいてほしい病気がうつ病です。このうつ病はつい最近までは、怠け病や甘え病などと言われてきましたが、テレビドラマなどでも取り上げられる機会が増え、うつ病が1つの病気として認知されるようになりました。
うつ病とは、慢性的に精神状態が憂鬱になり、全てにおいてやる気が出ない状態が長期間継続していることをいいます。これだけを聞くと誰にでもそういう気分の時はあるよと思われる方もいらっしゃると思いますが、それがうつ病の恐ろしいところで一見すると先ほども触れたように単なる甘えや怠けと捉えてしまいがちなのです。
うつ病になる原因としては、まだ明確なことはわかっていませんが、ストレスなどの環境要因や性格的な要因などが複雑に絡み合うことで発症すると考えられています。 うつ病で最も気をつけなければいけないのが、患者の自殺です。日本の自殺者は年々増加傾向にあり、原因に生活困窮やリストラなどが良く取り上げられますが、これらの原因の根底になっているのがうつ病だということはあまり知られていません。
なによりも重要なのが家族や友人などの協力です。うつ病を発症すると激しいストレスで一時的に判断能力が大幅に低下することがわかっています。そのような時にうつ病患者を追い込むような状況を作ってしまうと、本人にその気がなくても突発的に自殺してしまうというケースが多く報告されています。
まずは、うつ病が1つの病気だということを理解してあげることから始めましょう。